研究論文"Antiferromagnetic ordering and chiral crystal structure transformation in Nd
3Rh
4Sn
13"が4月16日にPhysical Review Bに掲載され、Editors' Suggestionに選定されました
[Phys. Rev. Bのホームページ]。
茨城大, KEK物構研PF, J-PARCセンター, CROSS, 東北大学, JSTとの共同研究で、修士を卒業した下田さんの成果をまとめた論文です。中性子と放射光X線を駆使して、338 K以下のカイラル対称結晶構造と1.65 K以下の反強磁気秩序構造の詳細を解明しました。新たなトポロジカル電子系の候補物質の可能性を指摘しています
[研究成果(Journals)]。
4月26日付でプレスリリースも行いました
[茨城大学NEWS][プレスリリース文書]。
2024.4.1 |
新年度研究室を始動しました。新たに3名の卒研学生さんが加わり、さらに史上最多を更新して学生8名です( メンバーページ)。
また、岩佐が所属するフロンティア応用原子科学研究センターが改組となり、 原子科学研究教育センター(RECAS: Research and Education Center for Atomic Sciences)となりました。
2024.3.21 |
日本物理学会2023年春季大会(オンライン開催、2024.3.18-3.21)にて、Nd 3Rh 4Sn 13の磁気構造と結晶場分裂準位を中性子散乱で明らかにした成果を発表しました。またY 3Rh 4Ge 13のカイラル対象構造と超伝導の共同研究発表も行いました [研究成果(Conference etc.)]。
2024.3.7 |
2023年度量子ビームサイエンスフェスタ(第15回MLFシンポジウム, 第41回PFシンポジウム)(水戸市民会館、2024.3.6−3.7)にて、岩佐と学生がポスター発表しました。
詳細は 研究成果(Conference etc.)にあります。
発表の様子は こちら(イベント)にもあります。
2024.2.26 |
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・浦本結稜さん「La 3Co 4Sn 13-xIn xにおける結晶構造と超伝導の関係」
・鈴村貫太君「Gd 3Co 4Sn 13における結晶構造と磁気特性に関する量子ビーム散乱研究」
・告華連さん「R 3Ir 4Sn 13 (R = Pr, Sm)の結晶構造相転移と磁性」
自らが合成した物質での結晶構造・磁性・超伝導にせまる量子ビームと磁気測定実験による研究成果がまとまりました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2024.2.19 |
量子線科学専攻博士前期(修士)課程研究発表会が行われました。
熊田隆伸君:「Eu 3Tr 4Sn 13 (T = Rh, Ir)における結晶構造と磁気秩序」
4年生からの3年間、Eu系3-4-13物質の研究に向かい合い、新たな対称性を持つ構造相転移の発見につながる成果がまとまりました。修了・学位取得おめでとう!今後の活躍を期待します。
2024.1.18 |
研究論文"Superconductivity in chiral cubic Y 3Rh 4Ge 13"がJournal of Alloys and Compoundsに掲載されました。東京都立大学と茨城大フロンティアセンター・理工学研究科の共同研究です。Y 3Rh 4Ge 13におけるカイラル対称の結晶構造への相転移をKEK PF BL-8Aの放射光X線回折実験により明らかにし、その状態での新しい超伝導相を見出したした成果です [研究成果(Journals)]。下図のように、構造不安定性を反映した特徴的なGeサイトの分裂を伴う結晶構造をしており、超伝導特性との関連に興味が持たれます。
2023.11.30 |
茨城大学量子線国際シンポジウム ISQBS2023(水戸キャンパス、2023.11.28-11.30)を大山先生と岩佐が実行委員として開催しました [シンポジウムホームページはこちら]。
研究室所属の学生さんに運営を手伝っていただきながら、全員がそれぞれの研究ポスター発表を行いました [研究成果(Conference etc.)]。
2023.11.21 |
研究論文"Superconductivity in chiral cubic Y 3Rh 4Ge 13"がJournal of Alloys and Compoundsに掲載受理されました。東京都立大学と茨城大フロンティアセンター・理工学研究科の共同研究です。Y 3Rh 4Ge 13におけるカイラル対称の結晶構造への相転移をKEK PF BL-8Aの放射光X線回折実験により明らかにし、その状態での新しい超伝導相を見出したした成果です [研究成果(Journals)]。
2023.9.18 |
日本物理学会第78回年次大会(東北大学川内キャンパス、2023.9.16-9.19)にて、修士2年の熊田君が"Remeika相物質Eu 3T 4Sn 13 (T = Rh, Ir)のカイラル結晶構造と磁気秩序"と題する口頭発表をしました。Eu3-4-13系の新しい構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました。岩佐もCe3-4-13のWeyl–Kondo半金属状態を口頭発表しました [研究成果(Conference etc.)]。
2023.9.14 |
第23回日本中性子科学会年会JSNS2023(北海道大学学術交流会館、2023.9.13-9.14)にて、修士1年の黒澤君と鈴木君がポスター発表しました。それぞれNd-Ru-Sn系の特異な非磁性状態とEu3-4-13系の新しい構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました。岩佐もCe3-4-13のWeyl–Kondo半金属状態をポスター発表しました [研究成果(Conference etc.)]。発表の様子は こちら(イベント)にもあります。
2023.8.30 |
本年度より参画している科研費学術変革領域(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」のA01, A02合同トピカルミーティング「アシンメトリ量子物質を如何に可視化するか? 〜ミクロ測定とマクロ測定の連携による研究戦略〜」(北海道大学理学部大講堂)にて発表しました。 [領域ホームページへ]。
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