2024.6.3 |
岩佐が茨城大学と国立台湾師範大学の連携に関する学術交流訪問に加わり、国立台湾師範大学主催の国際会議「International Symposium on Science and Education」に招待され、Joint Materials Physics/Chemistry Sectionにおいて「Quantum Beam Scattering Study on Electronic State in Chiral Structure Intermetallics」と題する講演を行いました。また当地の輔仁大学理学院科においてもセミナーを行いました [研究成果(Conference etc.)]。
2024.5.29 |
科研費学術変革領域研究(A)「アシンメトリ量子:アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」の全体会議・公募研究キックオフ会議がありました。計画研究A01「量子ビームによるアシンメトリ量子物質のミクロ解析」の成果として、岩佐が「Nd 3Tr 4Sn 13 (Tr = Co, Rh, Ir)の結晶・磁気構造対称性とクラスター多極子」を発表しました [研究成果(Conference etc.)]。
2024.4.26 |
研究論文"Antiferromagnetic ordering and chiral crystal structure transformation in Nd 3Rh 4Sn 13"が4月16日にPhysical Review Bに掲載され、Editors' Suggestionに選定されました [Phys. Rev. Bのホームページ]。
茨城大, KEK物構研PF, J-PARCセンター, CROSS, 東北大学, JSTとの共同研究で、修士を卒業した下田さんの成果をまとめた論文です。中性子と放射光X線を駆使して、338 K以下のカイラル対称結晶構造と1.65 K以下の反強磁気秩序構造の詳細を解明しました。新たなトポロジカル電子系の候補物質の可能性を指摘しています [研究成果(Journals)]。
4月26日付でプレスリリースも行いました [茨城大学NEWS][プレスリリース文書]。
2024.4.1 |
新年度研究室を始動しました。新たに3名の卒研学生さんが加わり、さらに史上最多を更新して学生8名です( メンバーページ)。
また、岩佐が所属する原子科学研究教育センターが改組となり、 原子科学研究教育センター(RECAS: Research and Education Center for Atomic Sciences)となりました。
2024.3.21 |
日本物理学会2023年春季大会(オンライン開催、2024.3.18-3.21)にて、Nd 3Rh 4Sn 13の磁気構造と結晶場分裂準位を中性子散乱で明らかにした成果を発表しました。またY 3Rh 4Ge 13のカイラル対象構造と超伝導の共同研究発表も行いました [研究成果(Conference etc.)]。
2024.3.7 |
2023年度量子ビームサイエンスフェスタ(第15回MLFシンポジウム, 第41回PFシンポジウム)(水戸市民会館、2024.3.6−3.7)にて、岩佐と学生がポスター発表しました。
詳細は 研究成果(Conference etc.)にあります。
発表の様子は こちら(イベント)にもあります。
2024.2.26 |
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・浦本結稜さん「La 3Co 4Sn 13-xIn xにおける結晶構造と超伝導の関係」
・鈴村貫太君「Gd 3Co 4Sn 13における結晶構造と磁気特性に関する量子ビーム散乱研究」
・告華連さん「R 3Ir 4Sn 13 (R = Pr, Sm)の結晶構造相転移と磁性」
自らが合成した物質での結晶構造・磁性・超伝導にせまる量子ビームと磁気測定実験による研究成果がまとまりました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2024.2.19 |
量子線科学専攻博士前期(修士)課程研究発表会が行われました。
熊田隆伸君:「Eu 3Tr 4Sn 13 (T = Rh, Ir)における結晶構造と磁気秩序」
4年生からの3年間、Eu系3-4-13物質の研究に向かい合い、新たな対称性を持つ構造相転移の発見につながる成果がまとまりました。修了・学位取得おめでとう!今後の活躍を期待します。
2024.1.18 |
研究論文"Superconductivity in chiral cubic Y 3Rh 4Ge 13"がJournal of Alloys and Compoundsに掲載されました。東京都立大学と茨城大フロンティアセンター・理工学研究科の共同研究です。Y 3Rh 4Ge 13におけるカイラル対称の結晶構造への相転移をKEK PF BL-8Aの放射光X線回折実験により明らかにし、その状態での新しい超伝導相を見出したした成果です [研究成果(Journals)]。構造不安定性を反映した特徴的なGeサイトの分裂を伴う結晶構造をしており、超伝導特性との関連に興味が持たれます。
2023.11.30 |
茨城大学量子線国際シンポジウム ISQBS2023(水戸キャンパス、2023.11.28-11.30)を大山先生と岩佐が実行委員として開催しました [シンポジウムホームページはこちら]。
研究室所属の学生さんに運営を手伝っていただきながら、全員がそれぞれの研究ポスター発表を行いました [研究成果(Conference etc.)]。
2023.9.18 |
日本物理学会第78回年次大会(東北大学川内キャンパス、2023.9.16-9.19)にて、修士2年の熊田さんが"Remeika相物質Eu 3T 4Sn 13 (T = Rh, Ir)のカイラル結晶構造と磁気秩序"と題する口頭発表をしました。Eu3-4-13系の新しい構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました。岩佐もCe3-4-13のWeyl–Kondo半金属状態を口頭発表しました [研究成果(Conference etc.)]。
2023.9.14 |
第23回日本中性子科学会年会JSNS2023(北海道大学学術交流会館、2023.9.13-9.14)にて、修士1年の黒澤君と鈴木君がポスター発表しました。それぞれNd-Ru-Sn系の特異な非磁性状態とEu3-4-13系の新しい構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました。岩佐もCe3-4-13のWeyl–Kondo半金属状態をポスター発表しました [研究成果(Conference etc.)]。発表の様子は こちら(イベント)にもあります。
2023.8.30 |
本年度している参画する科研費学術変革領域(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」のA01, A02合同トピカルミーティング「アシンメトリ量子物質を如何に可視化するか? 〜ミクロ測定とマクロ測定の連携による研究戦略〜」(北海道大学理学部大講堂)にて発表しました。 [領域ホームページへ]。
2023.7.22 |
水戸キャンパスでの茨城大学オープンキャンパスにおいて、フロンティア応用原子科学研究センターの展示を行いました。研究・産学官連携機構(iRIC)に属する部局が図書館展示室に一同に会した展示が行われ、多数の訪問者にセンターの活動をご覧いただきました。
2023.7.4 |
強相関電子系国際会議SCES2023(韓国・仁川、2023.7.2-7.6)にて成果を発表しました。岩佐が"Weyl–Kondo semimetal behavior in the chiral structure phase of Ce 3Rh 4Sn 13"を口頭発表、熊田君が"Chiral Crystal Structures and Magnetic Orderings in the Remeika Phase Compounds Eue 3T 4Sn 13 (T = Rh and Ir)"をポスター発表しました。修士2年の熊田君と修士1年の鈴木君が取り組んできたEu3-4-13系の新たな構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を示しました [研究成果(Conference etc.)]。
2023.6.10 |
本年度より参画する科研費学術変革領域(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」のキックオフミーティング(岡山大学(津島キャンパス)にて発表しました。 [領域ホームページへ]。
2023.6.3 |
日本原子力研究開発機構研究用原子炉JRR-3に設置された中性子三軸型分光器High-Q-Resolution Spectrometer (HQR)のホームページにリンクを張りました。この装置は、東京大学物性研究所中性子科学研究施設が所有し、JRR-3のビームホールのT1-1実験孔に設置されており、物性研究所とフロンティア応用原子科学研究センターとの協定に基づいて、茨城大学が運営を委託されています。本研究室メンバーが装置グループに属しており、下記の研究成果の一部が得られています。 [HQR(T1-1)のホームページへ]。
2023.5.23-5.31 |
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4Cにおいて、R 3T 4Sn 13の結晶構造相転移を明らかにする実験を行いました。院生とともに4年生も卒業研究の一環として試料合成に挑み、初の量子ビーム研究施設での本格実験を実施しました。研究実施を許可くださったKEKに感謝いたします。
2023.5.23 |
低温物理学国際会議LT29(札幌、2022.8.18-8.24)のプロシーディングス論文"Magnetic ordering and structural phase transitions of Nd 3T 4Sn 13 (T = Rh and Ir)"がJPS Conf. Proc.に掲載されました。茨城大, KEK物構研PF, J-PARCセンター, CROSSとの共同研究です。茨城大学が東京大学物性研究所から運営を任されている中性子非弾性散乱装置HQR (T1-1ビーム孔)の実験データも含む最初の成果です。 [研究成果(Journals)]。
2023.5.18 |
今年度より、科研費学術変革領域研究(A)「アシンメトリ量子:アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」における計画研究A01「量子ビームによるアシンメトリ量子物質のミクロ解析」の分担研究者を岩佐が務めます( 領域ホームページ)。
2023.4.1 |
新年度研究室を始動しました。新たに3名の卒研学生さんが加わり、史上最多の学生6名です( メンバーページ)。
2023.3.25 |
日本物理学会2023年春季大会(オンライン開催、2023.3.22-3.25)にて、修士2年の下田さんが"立方晶Nd 3Rh 4Sn 13の磁気励起に見られる擬1次元量子スピン反強磁性"と題する口頭発表をしました。Nd3-4-13系の特異な磁気励起を中性子非弾性散乱で見出した成果を発表しました [研究成果(Conference etc.)]。
2023.3.23 |
研究室のJ-PARC MLFでの中性子散乱研究がピックアップされ、J-PARC MLF Annual Report 2021にて報告しました。これは、2021年の日本物理学会論文誌 Journal of the Physical Society of Japanに掲載された"Magnetic excitations in chiral-structure phase of Ce 3Ir 4Sn 13"をもとにしています( 研究成果ページ)。
2023.3.15 |
2022年度量子ビームサイエンスフェスタ(第14回MLFシンポジウム, 第40回PFシンポジウム)(つくば、2023.3.13−3.15)にて、岩佐と学生がポスター発表しました。
詳細は 研究成果(Conference etc.)にあります。
発表の様子は こちら(イベント)にもあります。
2023.3.6 |
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・今関啓雅君「La 3Co 4Sn 13-xIn xにおける結晶構造相転移と超伝導」
・黒澤航海君「Nd-Ru-Sn系における結晶構造と磁性」
・鈴木陽太郎君「Eu 3Ir 4Sn 13における結晶構造相転移と反強磁気秩序の量子ビーム散乱研究」
それぞれが合成した物質での結晶構造・磁性・超伝導に関する新たな研究成果まとめた発表ができました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2023.2.19-2.20 |
J-PARC物質・生命科学実験施設BL20において、Eu 3Ir 4Sn 13の中性子回折実験を行い、中性子の吸収が大きい物質ながら、反強磁気転移を見出すことに成功しました。BL20装置の先生方と技術員の皆様のご支援に感謝します。
2023.2.16 |
量子線科学専攻博士前期(修士)課程研究発表会が行われました。
下田愛海:「Nd 3T 4Sn 13 (T = Rh, Ir)におけるカイラル対称結晶構造相転移と反強磁気相関」
4年生からの3年間、当研究室で初めてのNd系3-4-13物質の研究に向かい合った成果がまとまりました。修了・学位取得おめでとう!今後の活躍を期待します。
2023.1.20 |
当研究室の卒業生で、KEK加速器研究施設技術員の塩澤真未さんが、第19回日本加速器学会の年会賞(ポスター部門)を受賞されました。学生および若手研究者を奨励することを目的とする賞だそうで、卒業生のご活躍を嬉しく思います。 [詳細はこちらのリンクをどうぞ]。
2023.1.10 |
研究論文"Weyl–Kondo semimetal behavior in the chiral structure phase of Ce 3Rh 4Sn 13"がPhysical Review Materialsへ掲載されました。茨城大フロンティアセンター・理工学研究科, 東北大学, KEK物構研PF, J-PARCセンター, フランス・グルノーブル大学, フランス・ラウエ–ランジュバン研究所, 東京都立大学, 日本原子力研究開発機構, 京都産業大学との共同研究です。カイラル対称の結晶構造へ相転移したCe 3Rh 4Sn 13におけるトポロジカルフェルミオン状態であるワイル–近藤半金属を中性子散乱・光電子分光・比熱の測定実験により明らかにした成果です。 [研究成果(Journals)]。
2023.1.6 |
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