トップ - 茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター 物質構造物理研究室

茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター 物質構造物理研究室のHPです。
Material Structure Physics Lab., Frontier Research Center for Applied Atomic Sciences,
Ibaraki University, Tokai, Japan

Material Structure Physics Lab.


updated 2024.3.29

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 ** 私達の研究室では、中性子線やX線の散乱実験によって、強相関電子系物質や磁性体物質などの物性物理学を研究しています。  **
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(最近の"News & Information"はこちら)

2024.3.28 NEW
研究論文"Antiferromagnetic ordering and chiral crystal structure transformation in Nd3Rh4Sn13"のPhysical Review Bへの掲載が決定しました。茨城大, KEK物構研PF, J-PARCセンター, CROSSとの共同研究で、修士を卒業した下田さんの成果をまとめた論文です。中性子と放射光X線を駆使して、338 K以下のカイラル対称結晶構造と1.65 K以下の反強磁気秩序構造の詳細を解明しました。新たなトポロジカル電子系の候補物質の可能性を指摘しています。[研究成果(Journals)]
2024.3.21
日本物理学会2023年春季大会(オンライン開催、2024.3.18-3.21)にて、Nd3Rh4Sn13の磁気構造と結晶場分裂準位を中性子散乱で明らかにした成果を発表しました。またY3Rh4Ge13のカイラル対象構造と超伝導の共同研究発表も行いました[研究成果(Conference etc.)]
2024.3.7
2023年度量子ビームサイエンスフェスタ(第15回MLFシンポジウム, 第41回PFシンポジウム)(水戸市民会館、2024.3.6−3.7)にて、岩佐と学生がポスター発表しました。
詳細は研究成果(Conference etc.)にあります。
発表の様子はこちら(イベント)にもあります。
2024.2.26
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・浦本結稜さん「La3Co4Sn13-xInxにおける結晶構造と超伝導の関係」
・鈴村貫太君「Gd3Co4Sn13における結晶構造と磁気特性に関する量子ビーム散乱研究」
・告華連さん「R3Ir4Sn13 (R = Pr, Sm)の結晶構造相転移と磁性」
自らが合成した物質での結晶構造・磁性・超伝導にせまる量子ビームと磁気測定実験による研究成果がまとまりました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2024.2.19
量子線科学専攻博士前期(修士)課程研究発表会が行われました。
熊田隆伸君:「Eu3Tr4Sn13 (T = Rh, Ir)における結晶構造と磁気秩序」
4年生からの3年間、Eu系3-4-13物質の研究に向かい合い、新たな対称性を持つ構造相転移の発見につながる成果がまとまりました。修了・学位取得おめでとう!今後の活躍を期待します。
2024.1.18
研究論文"Superconductivity in chiral cubic Y3Rh4Ge13"がJournal of Alloys and Compoundsに掲載されました。東京都立大学と茨城大フロンティアセンター・理工学研究科の共同研究です。Y3Rh4Ge13におけるカイラル対称の結晶構造への相転移をKEK PF BL-8Aの放射光X線回折実験により明らかにし、その状態での新しい超伝導相を見出したした成果です[研究成果(Journals)]。構造不安定性を反映した特徴的なGeサイトの分裂を伴う結晶構造をしており、超伝導特性との関連に興味が持たれます。
2023.11.30
茨城大学量子線国際シンポジウム ISQBS2023(水戸キャンパス、2023.11.28-11.30)を大山先生と岩佐が実行委員として開催しました[シンポジウムホームページはこちら]
研究室所属の学生さんに運営を手伝っていただきながら、全員がそれぞれの研究ポスター発表を行いました[研究成果(Conference etc.)]
2023.9.18
日本物理学会第78回年次大会(東北大学川内キャンパス、2023.9.16-9.19)にて、修士2年の熊田さんが"Remeika相物質Eu3T4Sn13 (T = Rh, Ir)のカイラル結晶構造と磁気秩序"と題する口頭発表をしました。Eu3-4-13系の新しい構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました。岩佐もCe3-4-13のWeyl–Kondo半金属状態を口頭発表しました[研究成果(Conference etc.)]
2023.9.14
第23回日本中性子科学会年会JSNS2023(北海道大学学術交流会館、2023.9.13-9.14)にて、修士1年の黒澤君と鈴木君がポスター発表しました。それぞれNd-Ru-Sn系の特異な非磁性状態とEu3-4-13系の新しい構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました。岩佐もCe3-4-13のWeyl–Kondo半金属状態をポスター発表しました[研究成果(Conference etc.)]。発表の様子はこちら(イベント)にもあります。
2023.8.30
本年度している参画する科研費学術変革領域(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」のA01, A02合同トピカルミーティング「アシンメトリ量子物質を如何に可視化するか? 〜ミクロ測定とマクロ測定の連携による研究戦略〜」(北海道大学理学部大講堂)にて発表しました。[領域ホームページへ]
2023.7.22
水戸キャンパスでの茨城大学オープンキャンパスにおいて、フロンティア応用原子科学研究センターの展示を行いました。研究・産学官連携機構(iRIC)に属する部局が図書館展示室に一同に会した展示が行われ、多数の訪問者にセンターの活動をご覧いただきました。
2023.7.4
強相関電子系国際会議SCES2023(韓国・仁川、2023.7.2-7.6)にて成果を発表しました。岩佐が"Weyl–Kondo semimetal behavior in the chiral structure phase of Ce3Rh4Sn13"を口頭発表、熊田君が"Chiral Crystal Structures and Magnetic Orderings in the Remeika Phase Compounds Eue3T4Sn13 (T = Rh and Ir)"をポスター発表しました。修士2年の熊田君と修士1年の鈴木君が取り組んできたEu3-4-13系の新たな構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を示しました[研究成果(Conference etc.)]
2023.6.10
本年度より参画する科研費学術変革領域(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」のキックオフミーティング(岡山大学(津島キャンパス)にて発表しました。[領域ホームページへ]
2023.6.3
日本原子力研究開発機構研究用原子炉JRR-3に設置された中性子三軸型分光器High-Q-Resolution Spectrometer (HQR)のホームページにリンクを張りました。この装置は、東京大学物性研究所中性子科学研究施設が所有し、JRR-3のビームホールのT1-1実験孔に設置されており、物性研究所とフロンティア応用原子科学研究センターとの協定に基づいて、茨城大学が運営を委託されています。本研究室メンバーが装置グループに属しており、下記の研究成果の一部が得られています。[HQR(T1-1)のホームページへ]
2023.5.23-5.31
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4Cにおいて、R3T4Sn13の結晶構造相転移を明らかにする実験を行いました。院生とともに4年生も卒業研究の一環として試料合成に挑み、初の量子ビーム研究施設での本格実験を実施しました。研究実施を許可くださったKEKに感謝いたします。
2023.5.23
低温物理学国際会議LT29(札幌、2022.8.18-8.24)のプロシーディングス論文"Magnetic ordering and structural phase transitions of Nd3T4Sn13 (T = Rh and Ir)"がJPS Conf. Proc.に掲載されました。茨城大, KEK物構研PF, J-PARCセンター, CROSSとの共同研究です。茨城大学が東京大学物性研究所から運営を任されている中性子非弾性散乱装置HQR (T1-1ビーム孔)の実験データも含む最初の成果です。[研究成果(Journals)]
2023.5.18
今年度より、科研費学術変革領域研究(A)「アシンメトリ量子:アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」における計画研究A01「量子ビームによるアシンメトリ量子物質のミクロ解析」の分担研究者を岩佐が務めます(領域ホームページ)。
2023.4.1
新年度研究室を始動しました。新たに3名の卒研学生さんが加わり、史上最多の学生6名です(メンバーページ)。
2023.3.25
日本物理学会2023年春季大会(オンライン開催、2023.3.22-3.25)にて、修士2年の下田さんが"立方晶Nd3Rh4Sn13の磁気励起に見られる擬1次元量子スピン反強磁性"と題する口頭発表をしました。Nd3-4-13系の特異な磁気励起を中性子非弾性散乱で見出した成果を発表しました[研究成果(Conference etc.)]
2023.3.23
研究室のJ-PARC MLFでの中性子散乱研究がピックアップされ、J-PARC MLF Annual Report 2021にて報告しました。これは、2021年の日本物理学会論文誌 Journal of the Physical Society of Japanに掲載された"Magnetic excitations in chiral-structure phase of Ce3Ir4Sn13"をもとにしています(研究成果ページ)。
2023.3.15
2022年度量子ビームサイエンスフェスタ(第14回MLFシンポジウム, 第40回PFシンポジウム)(つくば、2023.3.13−3.15)にて、岩佐と学生がポスター発表しました。
詳細は研究成果(Conference etc.)にあります。
発表の様子はこちら(イベント)にもあります。
2023.3.6
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・今関啓雅君「La3Co4Sn13-xInxにおける結晶構造相転移と超伝導」
・黒澤航海君「Nd-Ru-Sn系における結晶構造と磁性」
・鈴木陽太郎君「Eu3Ir4Sn13における結晶構造相転移と反強磁気秩序の量子ビーム散乱研究」
それぞれが合成した物質での結晶構造・磁性・超伝導に関する新たな研究成果まとめた発表ができました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2023.2.19-2.20
J-PARC物質・生命科学実験施設BL20において、Eu3Ir4Sn13の中性子回折実験を行い、中性子の吸収が大きい物質ながら、反強磁気転移を見出すことに成功しました。BL20装置の先生方と技術員の皆様のご支援に感謝します。
2023.2.16
量子線科学専攻博士前期(修士)課程研究発表会が行われました。
下田愛海:「Nd3T4Sn13 (T = Rh, Ir)におけるカイラル対称結晶構造相転移と反強磁気相関」
4年生からの3年間、当研究室で初めてのNd系3-4-13物質の研究に向かい合った成果がまとまりました。修了・学位取得おめでとう!今後の活躍を期待します。
2023.1.20
当研究室の卒業生で、KEK加速器研究施設技術員の塩澤真未さんが、第19回日本加速器学会の年会賞(ポスター部門)を受賞されました。学生および若手研究者を奨励することを目的とする賞だそうで、卒業生のご活躍を嬉しく思います。[詳細はこちらのリンクをどうぞ]
2023.1.10
研究論文"Weyl–Kondo semimetal behavior in the chiral structure phase of Ce3Rh4Sn13"がPhysical Review Materialsへ掲載されました。茨城大フロンティアセンター・理工学研究科, 東北大学, KEK物構研PF, J-PARCセンター, フランス・グルノーブル大学, フランス・ラウエ–ランジュバン研究所, 東京都立大学, 日本原子力研究開発機構, 京都産業大学との共同研究です。カイラル対称の結晶構造へ相転移したCe3Rh4Sn13におけるトポロジカルフェルミオン状態であるワイル–近藤半金属を中性子散乱・光電子分光・比熱の測定実験により明らかにした成果です。[研究成果(Journals)]
2023.1.6
KEK放射光実験施設PF研究会「開発研究多機能ビームラインの建設と利用」に参加し、パラレルセッション(高圧、構造物性、固体分光、核共鳴散乱、動的構造)のまとめ報告をしました[研究成果(Conference etc.)]。
2022.10.29
公益財団法人山田科学振興財団2022年度研究交歓会(東京コンファレンスセンター品川)にて「カイラル構造相転移物質における電子物性の量子ビーム散乱研究」と題する口頭発表をしました。2020年度に山田科学振興財団より研究支援を受けた成果を報告しました。改めて財団のご厚意に感謝申し上げま。[研究成果(Conference etc.)]
2022.10.27
第22回日本中性子科学会年会JSNS22(幕張メッセ国際会議場、2022.10.26-10.28)にて「Nd3T4Sn13 (T = Rh, Ir)の立方ロッド充填格子における磁気状態」と題する一般口頭発表をしました。修士2年の下田さんの学位研究で得られたNd3-4-13系の磁気秩序と特徴的な磁気励起分散を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました[研究成果(Conference etc.)]
2022.9.12
日本物理学会2022年秋季大会(東京工業大学大岡山キャンパス、2022.9.12-9.15)にて、修士2年の下田さんが"Nd3T4Sn13 (T = Rh, Ir)におけるカイラル対称結晶構造相転移と反強磁気秩序"と題する口頭発表をしました。LT29でのポスター発表に引き続き、Nd3-4-13系の特異な構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を発表しました[研究成果(Conference etc.)]
2022.9.6
低温物理学国際会議LT29(札幌、2022.8.18-8.24)にてポスター成果をしました内容をまとめたプロシーディングス論文"Magnetic ordering and structural phase transitions of Nd3T4Sn13 (T = Rh and Ir)"がJPS Conf. Proc.へ掲載されることが決定しました。茨城大フロンティアセンター, KEK物構研PF, J-PARCセンター, CROSSとの共同研究です。また、茨城大学が東京大学物性研究所から運営を任されている中性子非弾性散乱装置HQR (T1-1ビーム孔)の実験データも公表しており、運営委託後の最初の成果になっています。[研究成果(Journals)]
2022.8.19
低温物理学国際会議LT29(札幌、2022.8.18-8.24)にて成果を"Magnetic ordering and structural phase transitions of Nd3T4Sn13 (T = Rh and Ir)"としてポスター発表しました。修士2年の下田さんが継続して取り組んできたNd3-4-13系の特異な構造相転移と磁気秩序を量子ビーム散乱で見出した成果を示しました[研究成果(Conference etc.)]
2022.7.29-7.26
日本原子力研究開発機構JAEAの研究用原子炉JRR-3に設置された3軸型中性子分光器T1-1, C1-1を用いて、Nd3Co4Sn13のマグノン励起を明らかにする中性子非弾性散乱実験を行いました。明瞭な磁気励起スペクトルが測定できました。全国大学共同利用の一環として実施し、東京大学物性研究所中性子科学研究施設のご支援に感謝します。
2022.7.11-7.15
CROSS(総合科学研究機構)の共用設備であるMPMSを使って、Nd3Ru4Sn13, Eu3Ir4Sn13, La3Co4(Sn1-xInx)13の磁気測定を行いました。学生さんが自ら合成した物質の異性を見出し、X線回折による結晶構造解析と組み合わせて物性を明らかにしていきます。測定実施を許可くださったCROSSに感謝いたします。
2022.6.24-7.3
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-8A, 4Cにおいて、Nd3Ru4Sn13, Eu3Ir4Sn13, La3Co4(Sn1-xInx)13の結晶構造を明らかにする実験を行いました。院生とともに4年生も卒業研究の一環として初の量子ビーム研究施設での本格実験を実施しました。研究実施を許可くださったKEKに感謝いたします。
2022.4.20
東京大学物性研究所短期研究会「中性子散乱研究会 - 海外実験支援プログラムの成果報告と、再稼働したJRR-3の現在地 -」 (2022.4.18-4.20)にて成果発表(依頼講演)をしました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2022.4.1
新年度研究室を始動しました。新たに3名の学生さんが加わりました(メンバーページ)。
2022.3.28-3.30
J-PARC物質・生命科学実験施設BL20において、Nd3Ir4Sn13の中性子回折実験を行いました。この物質の反強磁気転移を見出すことに成功しました。BL20装置の先生方と技術員の皆様のご支援に感謝します。
2022.3.9
2021年度量子ビームサイエンスフェスタ(第13回MLFシンポジウム, 第39回PFシンポジウム)(オンライン開催、2022.3.7−3.9)にて、学生全員がポスター発表しました。
詳細は研究成果(Conference etc.)にあります。
2022.3.7
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・熊田隆伸君「Eu3Rh4Sn13の結晶構造相転移と反強磁気秩序の量子ビーム散乱研究」
・西口日向君「La3Co4Sn13における結晶構造相転移と超伝導」
・尾本星太君「Gd3Ir4Sn13の単結晶合成と放射光X線回折による構造相転移の研究」
それぞれが合成した物質での結晶構造・磁性・超伝導に関する新たな研究成果まとめた発表ができました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2022.2.3-2.9, 2.21-2.28
J-PARC物質・生命科学実験施設BL14, BL18において、学位研究活動の一環としてNd3Rh4Sn13やEu3Rh4Sn13の磁気状態を明らかにする中性子散乱実験を行いました。J-PARC装置グループと試料環境グループの皆様のご支援に感謝します。
2022.2.11
研究論文"Multipole polaron in the devil’s staircase of CeSb"が論文誌 Nature Materials に掲載されました(論文誌ウェブサイト)。
CeSbの逐次磁気相転移をもたらす電子状態は、少数キャリア−磁気ポーラロン状態として理解されてきましたが、高分解能光電子分光・ラマン散乱・中性子散乱などにより、Ce 4f電子の軌道励起も絡んだ物性現象であることを新たに見出しました(研究成果ページプレスリリース)。
本研究は、東京大学物性研究所、東京大学大学院工学系研究科、大阪大学大学院理学研究科、物質・材料研究機構、日本原子力研究開発機構との共同研究です。
2021.12.3
日本中性子科学会第21回年会(オンライン開催、2021.12.1-12.3)にて、岩佐が「Ce3Ir4Sn13のカイラル結晶構造相における磁気状態」と題する研究成果を口頭発表しました。
詳細は研究成果(Conference etc.)にあります。
2021.11.2
研究論文"Magnetic excitations in chiral-structure phase of Ce3Ir4Sn13"が日本物理学会論文誌 Journal of the Physical Society of Japanに掲載されました。この物質のカイラル構造相転移を明らかにした放射光X線回折結果と、中性子散乱によって測定した抑制された磁気状態での磁気励起を見出しました(研究成果ページ)。
本研究は、高エネルギー加速器研究機構, J-PARCセンター, Rutherford Appleton Laboratory, University of Johannesburgとの共同研究です。
2021.10.1
強相関電子系国際会議SCES20/21(オンライン開催、2021.9.27-10.1)にて、岩佐が成果を口頭発表しました。"Superconductivity enhancement and quantum critical point of chiral structure induced by atomic substitutions in La3T4Sn13 (T = Co and Rh)"とした発表タイトルで、所属学生さんたちが継続して取り組んできた超伝導の量子臨界現象の成果を示しました[研究成果(Conference etc.)]
2021.9.20-23
日本物理学会秋季大会(オンライン開催、2021.9.20-23)にて、下田さん・岩佐が成果発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
下田さんは卒研から継続しているNd3Rh4Sn13の結晶構造相転移との磁気相転移の放射光X線と中性子の回折実験を報告しました。
2021.8.27-8.31
アメリカ・オークリッジ国立研究所の研究用原子炉HFIRに設置された熱中性子三軸型分光器HB3を用いて、Ce3Ir4Sn13の結晶場磁気励起を観測するオンライン実験を行いました。
2021.7.12
日本原子力研究開発機構JAEAの研究用原子炉JRR-3が10年半ぶりに再稼働しました。茨城大学では量子線科学専攻の活動も兼ねて、熱中性子三軸型分光器T1-1 (HQR)の運用を担当します。まずは分光器の調整作業を実施し測定が可能な状態にしました。今後、学生のみなさんが研究教育に利用していきます。この活動は東京大学物性研究所附属中性子科学研究施設との協定に基づきます。
2021.7.3-7.7
J-PARC物質・生命科学実験施設BL14において、Nd3Rh4Sn13のマグノン励起を明らかにする中性子非弾性散乱実験を行いました。美しい分散関係が測定でき、J-PARC装置グループと試料環境グループの皆様のご支援に感謝します。
2021.6.24-6.30
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4Cにおいて、Nd3Ir4Sn13とEu3Rh4Sn13の結晶構造と磁気構造を明らかにする共鳴磁気散乱実験を行いました。
2021.6.4-6.10
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-8Aにおいて、Nd3Ir4Sn13, Eu3Rh4Sn13, La3(Co1-xRux)4Sn13, Gd3Ir4Sn13の結晶構造を明らかにする実験を行いました。4年生も卒業研究の一環として初の量子ビーム研究施設での本格実験を実施しました。研究実施を許可くださったKEKに感謝いたします。
2021.5.28-6.3
アメリカ・オークリッジ国立研究所の研究用原子炉HFIRに設置された冷中性子三軸型分光器CTAXを用いて、Ce3Ir4Sn13の低エネルギー磁気励起を観測するオンライン実験を行いました。
2021.4.5
新年度研究室を始動しました。新たに3名の学生さんが加わりました(メンバーページ)。
2021.3.12-15
日本物理学会第76回年次大会(オンライン開催、2021.3.12-15)にて、橋本君・塩澤さん・岩佐が成果発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
橋本君と塩澤さんは、博士前期(修士)課程研究と郡司君、下田さん、鈴木さんとの共同研究成果のまとめを口頭発表し、参加者から関心を持って質問をいただきました。
2021.3.10
2020年度量子ビームサイエンスフェスタ(第12回MLFシンポジウム, 第38回PFシンポジウム)(オンライン開催、2021.3.9−3.11)にて、岩佐が「クロミック物質CoMoO4の不整合−整合磁気秩序相転移」と題する研究成果(茨城県J-PARC MLFビームライン事業の先導研究成果)を口頭発表しました。
詳細は研究成果(Conference etc.)にあります。
2021.3.5
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・郡司和毅君「R3Rh4Sn13 (R = La, Ce)へのRu置換の構造相転移および超伝導への影響」
・下田愛海さん「Nd3Rh4Sn13の結晶構造と磁気秩序の相転移に関する量子ビーム回折研究」
・鈴木詩織さん「La3Co4Sn13のRu置換による結晶構造相転移と超伝導への影響の研究」
全員、それぞれの物質での結晶構造や磁性に関する新たな知見と予想を述べるよくまとめた発表ができました。卒業おめでとう!今後の活躍を期待します。
2021.2.22-3.1
J-PARC物質・生命科学実験施設BL18において、卒業研究活動の一環としてNd3Rh4Sn13の磁気相転移を明らかにする中性子回折実験を行いました。J-PARC装置グループと試料環境グループの皆様のご支援に感謝します。
2021.2.15
博士前期(修士)課程研究発表会を行い、無事に学位審査を終えました。
・塩澤真未さん「La3Co4Sn13におけるカイラル構造相転移と超伝導への元素置換効果の研究<の合成と磁化測定」
・橋本大輔君「R3Rh4Sn13へのRu置換によるカイラル構造量子臨界点に関する量子ビーム散乱研究」
4年生からの3年間、たゆまず研究活動に向かい合った成果がまとまりました。修了おめでとうごさいます。これからもそれぞれの道で活躍してくれることを期待します。
2020.11.19
第5回量子線国際シンポジウム(The 4th International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University)(オンライン開催、2020.11.19-11.21)にて、4年生の卒業研究も含めて研究室全員で成果発表しました。
発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2020.11.10
日本中性子科学会第20回年会(オンライン開催、2020.11.9-11.11)にて、岩佐が「クロミック物質CoMoO4の不整合−整合磁気秩序相転移」と題する研究成果(茨城県J-PARC MLFビームライン事業の先導研究成果)を口頭発表しました。
詳細は研究成果(Conference etc.)にあります。
2020.9.8-9.11
日本物理学会2020年秋季大会(オンライン開催、2020.9.8-9.11)にて、橋本君・塩澤さん・岩佐が成果発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2020.7.27
東京大学物性研究所短期研究会「中性子散乱研究の現状とJRR−3再稼働後の展望」 (2020.7.27-7.29)にて成果発表(依頼講演)をしました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2020.7.6
Virtual Theoretical & Experimental Magnetism Meeting (vTEMM) 2020 and UK-Japan Workshop on Strongly Correlated Electron System (2020.7.6-7.7)にて成果発表(招待講演)をしました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2020.6.24-7.1
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4CとBL-8Aにおいて、Ce3(Rh1-xRux)4Sn13, La3(Co1-xRux)4Sn13, Nd3Rh4Sn13の構造相転移を明らかにする実験を行いました。4年生も卒業研究の一環として初の量子ビーム研究施設での本格実験を実施しました。研究実施を許可くださったKEKに感謝いたします。
2020.6.2
感染症対策をしながら研究室活動を再開しました。卒業研究を目指してあらたにNd3Rh4Sn13などの合成を進め、写真のような結晶が得られました。近々、量子ビーム実験で結晶構造解明に挑戦します。
2020.5.19
PrRu4P12における金属−非金属相転移は、Prイオンのf電子の高次多極子秩序相転移によることが知られており、電子相関効果「p-f混成」がその起源であると考えられています。このプラセオジムのf電子とリンのp電子が混成した状態の秩序を、KEK PFの軟X線共鳴散乱を用いた共同研究により初めて直接観測に成功しました。"Direct Observation of Modulation of p–f Hybridization in Unconventional Ordered Phase of PrRu4P12"(研究成果ページ)。
2020.4.6
新年度研究室を始動しました。あらたに3名の学生さんが所属します(メンバーページ)。
2020.3.23
The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems 2019(岡山コンベンションセンター、2019.9.23-9.28)での修士課程2年・中里君の研究発表"Successive phase transitions in R3Ir4Sn13 (R: La and Ce) investigated using neutron and X-ray diffraction"が、プロシーディングス論文としてJPS Conf. Proc.に掲載されるました。塩澤さん・橋本君の協力を得て2年の研究活動の成果が結実しました(研究成果ページ)。
2020.2.18
中里晟也君が博士前期(修士)課程研究発表会を行い、無事に学位審査過程を終えました。論文タイトルは<「近藤半金属Ce3Ir4Sn13におけるカイラル構造相転移と磁気秩序の量子ビーム散乱研究」です。
2019.12.14
物質科学の国際会議Materials Research Meeting 2019 (MRM2019)にて成果発表を行いました。
発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2019.11.13

2020 (R2)年度の理学部物理コース卒業研究のための研究室案内を公開しました。「進学希望者の方へ」にあります。

2019.11.5
The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems 2019(岡山コンベンションセンター、2019.9.23-9.28)での修士課程2年・中里君の研究発表"Successive phase transitions in R3Ir4Sn13 (R: La and Ce) investigated using neutron and X-ray diffraction"が、プロシーディングス論文としてJPS Conf. Proc.に掲載されることが決定しました。1年半余りの研究活動の成果が結実しました。
2019.10.31
第4回量子線国際シンポジウム(The 4th International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University)(茨城大学日立キャンパス小平記念ホール、2019.10.31-11.1)にて研究室全員で成果発表しました。修士1年生の塩澤さんと橋本君は、一から始めた自身の研究をはじめて総括してポスター発表しました。また修士2年・中里君がポスター賞を受賞しました。おめでとう。
発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2019.9.10-9.13
日本物理学会2019年秋季大会(岐阜大学、2019.9.10-9.13)にて成果発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2019.5.27-6.5, 6.18-6.27
KEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4CとBL-8Aにおいて、Ce3(Rh1-xRux)4Sn13, La3(Co1-xFex)4Sn13, La3Ir4Sn13の構造相転移を明らかにする実験を行いました。元素置換量xに対する相転移温度の変化のみならず、特徴的な相関長や新たな構造を示唆する測定結果が得られました。
2019.3.29
日本物理学会論文誌 Journal of the Physical Society of JapanのSPECIAL TOPICS: New Frontiers in Physics with Spin, Orbital, and Atomic Correlations Using Neutron Scatteringに寄稿した"Neutron Scattering Studies on 4f2-Electron Multipoles in Pr-based Systems"がオンライン公開されました(論文誌のホームページへ)。これまでに中性子散乱によって明らかにしてきたプラセオジムのf電子が示す多様な多極子秩序状態に関するレビューです(研究成果ページ)。
2019.3.20
茨城大学・構造物性物理研究拠点のホームページが公開されました[リンク先はこちら]
理学部,工学部,フロンティアセンターの3キャンパスに所属する物性物理学実験研究分野教員の集合体で、新物質創出から量子ビーム(中性子,ミュオン,放射光X線)実験にわたる先端研究を推進します。
2019.3.14
日本物理学会第74回年次大会(九州大学伊都キャンパス、2019.3.14-3.17)にて修士課程1年の中里君と岩佐が成果発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
中里君の発表は、当研究室が茨城大学で発足してはじめての記念すべき学生自身による成果発表となりました。
2019.3.12
2018年度量子ビームサイエンスフェスタ(第10回MLFシンポジウム, 第36回PFシンポジウム)(つくば国際会議場(エポカルつくば、2019.3.12-3.13)に参加してポスター発表をしました。修士課程1年の中里君と岩佐が研究成果も公表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2019.3.9-3.11
3/6〜3/11にKEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4CとBL-8Aにおいて、4年生の塩澤さんと橋本君が卒業研究が合成した試料Ce3(Rh1-xRux)4Sn13とLa3(Co1-xFex)4Sn13の構造相転移を明らかにする実験を行いました。元素置換量xに対する相転移温度の変化が明瞭に観測でき、卒業研究発表での予想を証明しました。
2019.3.4
4年生が卒業研究発表会で成果を披露しました。
・塩澤真未さん「Snフラックス法によるLa3(Co1-xFex)4Sn13の合成と磁化測定」
・橋本大輔君「Ce3Rh4Sn13へのRu置換による結晶構造と磁性への影響の研究」
ふたりともよくまとめた発表をして、それぞれの物質での結晶構造や磁性に関する新たな知見と予想を述べることができました。卒業おめでとう!
2019.3.3
新学術領域「3D活性サイト科学」の第9回成果報告会(奈良先端科学技術大学院大学、2019.3.2-3.3)にて、岩佐が「R3T4Sn13の量子臨界領域における構造不安定性と磁気相関」と題する発表をしました。
2019.2.18-2.23
2/18〜2/23にJ-PARC(大強度陽子加速器研究施設)物質・生命科学実験施設においてミューオンスピン緩和実験を行いました。D1ビームラインにおいて、La3T4Sn13化合物の超伝導相での電子状態を探る実験でした。KEK物質構造科学研究所と東京大学物性研究所との共同研究です。
2/5〜2/14の中性子実験に引き続き、研究室総出で取り組み、一部の試料は4年生の塩澤さんが卒業研究において合成したものです。
2019.2.5-2.14
2/5〜2/14にJ-PARC(大強度陽子加速器研究施設)物質・生命科学実験施設において中性子散乱実験を行いました。BL12において、ビスマス系超伝導体やCe系スクッテルダイト化合物の非弾性散乱実験を行いました。首都大学東京、茨城大院理工、KEK物質構造科学研究所、東京大学物性研究所との共同研究です。
さらにBL18において、Ce3Ir4Sn13の極低温相転移を見出す中性子回折実験を行いました。この実験は、修士課程1年の中里君が自ら合成した純良単結晶試料の測定によって明らかになりました。JAEA, CROSSとの共同研究です。
2018.12.14
12/11〜12/15に大型放射光施設SPring-8(高輝度光科学研究センター)BL-23SUにおいてCe3-4-13化合物の光電子分光実験を行いました。JAEA物質科学研究センター・藤森さん、川崎さん、茨城大理・横山研との共同研究です。
2018.12.13
東北大学グループほかとの共同研究論文"Quantum Paramagnet Near Spin-State Transition"がAdvanced Quantum Technologies誌でオンライン公開されました。スピン転移物質LaCoO3へのSc置換により、知られていた低スピン(非磁性)相から磁性相への移り変わりだけでなく、その過程で両状態の量子的な線形結合で表される新しい常磁性状態が生じることを明らかにしました(研究成果ページ)。
2018.10.14
新学術領域「3D活性サイト科学」の第8回成果報告会(茨城大学、2018.10.13-10.14)にて、岩佐が「R3T4Sn13における構造相転移と磁気相関に見られる量子臨界性」と題する発表をしました。
2018.10.11
九州大学グループに協力した研究論文"Neutron Diffraction Studies on Valence Ordering Compound YbPd"がJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました。価数揺動物質YbPdにおけるYbイオン価数秩序と磁気秩序の複合構造を初めて明らかにすることに成功したもので、純良試料合成とiMATERIAでの極低温中性子回折測定がもたらした成果です(研究成果ページ)。
2018.9.12
日本物理学会2018年秋季大会(同志社大学京田辺キャンパス、2018.9.9-9.12)にて、2017年度理学部物理学コース卒業研究の成果を含むポスター発表をしました研究成果(Conference etc.)
2018.7.12
7/2〜7/4にKEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-8Bにおいて、学生諸君が合成した試料の構造解析のテスト実験を行いました。
2018.6.23
"Chiral-crystal-structure transformations and magnetic states of R3Rh4Sn13 (R = La and Ce)"がPhysical Review B誌に掲載されました。以前のR3Co4Sn13に引き続き、カイラル構造対称における特異なスピン励起を持つ常磁性半金属状態を発見しました。東北大学、KEK物質構造科学研究所(放射光施設)、首都大学東京、およびフランスLaboratoire Léon Brillouin @ CEA/Saclayとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2018.6.6
新しく研究室に配属された学生全員が6/3〜6/6にKEK(高エネルギー加速器研究機構)放射光施設BL-4CでのX線回折実験を実施しました。4〜5月に自分たちで合成した試料の構造相転移を見出すことができました。
2018.6.4
東京大学物性研究所付属中性子科学研究施設が主催する短期研究会"Present and Future of Neutron Scattering Research on Condensed Matter Physics ~Future Perspective of US-Japan Cooperative Program on Neutron Scattering~"(「固体物性の中性子散乱研究の現在と将来 ~日米協力事業の今後を見据えて~」)にて依頼講演を行いました(研究成果ページ)。
2018.5.16
"Magnetic-Ordering Propagation Vectors of Terbium Hexaboride Revisited"がJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました。古くから研究されている反強磁気秩序とともに結晶構造相転移を示すTbB6に、今まで知られていなかった磁気構造変調成分があることをJ-PARC MLFに設置されているSENJU (BL-18)を用いた大強度中性子回折実験で見出しました。茨城大学(フロンティアセンター研究部門物性物理ユニット)、CROSS、およびJ-PARCセンターとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2018.5.2-7
J-PARC MLF(物質・生命科学実験施設)BL02 DNAにて岩佐が中性子非弾性散乱実験を行いました。、逆転配置型による世界一のエネルギー分解能を堪能しました。
2018.4.28
昨年5月に逝去された若林信義先生(慶應義塾大学)の追悼記事をNeutron Newsに掲載しました。改めてご冥福をお祈りします(研究成果ページ)。
2018.4.22
"Resonant x-ray scattering study on electronic hybridization in unconventional ordered phase of PrRu4P12"がJournal of Physics: Conf. Series誌に掲載されました。プラセオジム4f電子の高次多極子が秩序化する金属−非金属転移において、リガンドイオンのリンの電子状態にも秩序状態を反映した強い共鳴X線散乱が現れることを見出しました。KEK物質構造科学研究所(放射光)との共同研究成果です(研究成果ページ)。
2018.4.4-11
J-PARC MLF(物質・生命科学実験施設)BL14 AMATERASにて、Yb3Ir4Ge13の中性子非弾性散乱実験によるYb 4f電子のスピン励起観測を行いました。米国Rice UniversityグループおよびJ-PARCセンターとの共同研究です。
2018.4.3
新年度研究室を始動しました。あらたに3名の学生さんが所属します(メンバーページ)。
2018.3.24
日本物理学会第73回年次大会(東京理科大学野田キャンパス、2018.3.22-3.25)にて岩佐が口頭発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。またフレンドシップミーティングにおいて、日本物理学会論文誌JPSJよりJPSJ Outstanding Referee (JPSJ閲読者賞, https://journals.jps.jp/page/jpsj/referees/outstanding)をいただきました。JPSJ編集委員会での活動にお導きいただいた諸先輩の皆様に感謝いたします。
2018.3.11
新学術領域「3D活性サイト科学」の第7回成果報告会(広島市立大学、2018.3.10-3.11)にて、岩佐が「希土類金属化合物の強相関電子相における構造異常」と題する発表をしました。
2018.3.3
2017年度量子ビームサイエンスフェスタ(第9回MLFシンポジウム, 第35回PFシンポジウム)(茨城県立県民文化センター、2018.3.2-3.4)に参加し、ポスター発表をしました。今年度の卒業研究成果も公表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2017.12.23-27
KEK Photon FactoryのBL-8Bにて、Ce3Ru4Sn13のX線回折実験を、研究室4年生の卒業研究の一環として実施しました。
2017.12.11-17
Laboratoire Léon Brillouin @ CEA/Saclay, Franceに岩佐が出張し、Ce3Co4Sn13とPrRh2Zn20の磁場下中性子散乱実験を実施しました(東京大学物性研究所の派遣支援を受けました)。
2017.12.2
日本中性子科学会第17回年会(福岡大学七隈キャンパス、2017.12.2-12.3)に参加し、磁性・強相関セッションにて口頭発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2017.11.14
"4f2配位系PrIr2Zn20における反強多極子秩序"が日本中性子科学会誌「波紋」に掲載されました。広島大学との共同研究成果です(研究成果ページ)。
2017.11.2

2018 (H30)年度の学部卒業研究室案内を公開しました「進学希望者の方へ」にあります。

2017.11.1
"Inelastic neutron scattering study on 4f-electron multipole system PrTr2X20 (Tr : transition metal, X : Al and Zn)"がPhysical Review B誌に受理されました。広島大学、首都大学東京、およびJ-PARCセンターとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2017.10.25-11.1
J-PARC MLF(物質・生命科学実験施設)BL14 AMATERASにて、Ce3Ru4Sn13の中性子非弾性散乱実験によるCe 4f電子のスピン励起観測を行いました。研究室4年生の卒業研究の一環として実施し、J-PARCへの初入構でした。
2017.10.16-17
MLFチョッパーユーザーミーティング DIRECTION 2017にて「チョッパー分光器による磁気励起観測から見たf電子の局在と遍歴」と題する口頭発表を行いました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2017.10.3
International Workshop on Multipole Physics and Related Phenomena “J-Physics 2017” (September 24-28, 2017 at Hachimantai Royal Hotel, Iwate, Japan)にて、共同研究グループが成果発表を行いました(研究成果ページ)。
2017.9.21
日本物理学会2017年秋季大会(岩手大学上田キャンパス、2017.9.21-9.24)に参加。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2017.9.13
茨城大学理工系学生の皆さんを対象に、フロンティア応用原子科学研究センターに設置した当研究室の4軸X線回折計の講習会を開きました。反強磁性体TbB6の磁気弾性効果による結晶構造の長周期化を観測しながら、低温単結晶X線回折の実際を紹介しました(イベントページ)。
2017.8.23
"Magnetic Properties of Electron-Doped LaCoO3"がJournal of the Physical Society of Japan誌に出版されました。東北大学(理学部、金研)、総合科学研究機構 中性子科学センター(CROSS)、およびJ-PARCセンターとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2017.8.10
低温物理国際会議 The 28th International Conference on Low Temperature Physics, LT28(The Swedish Exhibition Centre/Gothia Towers in Gothenburg, Sweden)にて、KEK PF共同研究グループが"Resonant x-ray scattering study on electronic hybridization in unconventional ordered phase of PrRu4P12"と題する成果発表を行いました(研究成果ページ)。
2017.7.22
茨城大学オープンキャンパスにて、フロンティア応用原子科学研究センター企画体験授業「原子や電子はどこにいる? 〜 物質の姿を量子ビームで探る 〜」を行いました(イベントページ)。
2017.7.21
強相関電子系国際会議 International Conference on Strongly Correlated Electron Systems, SCES 2017(The Clarion Congress Hotel in Prague)にて、"Neutron-diffraction evidence for 4f-electron multipole ordering in PrIr2Zn20"と題する成果発表を行いました(研究成果ページ)。
2017.7.10
中性子散乱国際会議 International Conference on Neutron Scattering (ICNS) 2017(Daejeon Convention Center、Daejeon, Korea)にて、"Inelastic neutron scattering study on 4f-electron multipole system PrTr2X20 (Tr : transition metal, X : Al and Zn)"と題する成果発表を行いました(研究成果ページ)。
2017.6.19
Laboratoire Léon Brillouin @ CEA/Saclay, Franceに岩佐が出張し、Ce3Co4Sn13, Ce3Rh4Sn13, PrRh2Zn20の中性子散乱実験を実施しました(東京大学物性研究所の派遣支援を受けました)。
2017.5.28
"Crystal-electric-field excitations and spin dynamics in Ce3Co4Sn13 semimetallic chiral-lattice phase"がPhysical Review B誌に出版されました。東北大学、J-PARCセンター、およびフランスLaboratoire Léon Brillouin @ CEA/Saclayとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2017.4.8
科研費新学術領域研究「3D活性サイト科学」公募研究に提案した課題「電荷と磁気モーメントのドープによる高次多極子秩序に拮抗する自由度の活性化」が採択されました(「3D活性サイト科学」ホームページへリンク)。
2017.4.4
"Evidence for antiferromagnetic-type ordering of f-electron multipoles in PrIr2Zn20"がPhysical Review B誌に出版されました。広島大学およびフランスLaboratoire Léon Brillouin @ CEA/Saclayとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2017.3.24-25
茨城大学重点研究グループ「超高圧環境下での機能性物質の物性開発」、茨城大学戦略的研究「量子線科学分野における教育・研究拠点形成のための研究展開」および高圧力グループが主催する研究会「高圧力と量子ビームのマリアージュによる新規物性分野開拓の物質科学研究会」を企画・開催しました。セッションチェアマンおよびConcluding remarkを行いました(茨城大学フロンティア応用原子科学研究センターのイベント情報へリンク)。
2017.3.20
日本物理学会第72回年次大会(大阪大学豊中キャンパス、2017.3.17-3.20)に参加。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2017.3.3
H29年度卒業研究に配属された物理コース学生さんと初ミーティング。茨城大での研究室グループ活動の再開です。
2017.2.9 - 2.21
J-PARC BL12 (HRC), BL18 (SENJU)で実験を行いました。BL18は初利用でした。
2017.2.1
巣山和哉君の東北大学大学院理学研究科物理学専攻修士論文発表・学位審査が終了しました。指導教員の岩佐が遠隔地に異動後の1年間を乗り切り、修了と卒業おめでとう。これからの社会人としての活躍を期待します。
2016.12.3

2017 (H29)年度の学部卒業研究室案内を公開しました「進学希望者の方へ」にあります。

2016.12.2
日本中性子科学会第16回年会(名古屋大学東山キャンパス、2016.12.1-12.2)に参加し、磁性セッションにて口頭発表しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2016.11.24-28
KEK PF(放射光施設)BL-11Bにて、Ce3Rh4Sn13の軟X線蛍光測定実験による超格子構造における電荷状態の研究を行いました。
2016.11.24
日本中性子科学会、日本中間子科学会などが主催・共催した「第1回中性子・ミュオンスクール」にて、N-6 Inelastic Scatteringの講義を担当しました(イベントページ)。
2016.11.18-20
茨城大学国際シンポジウム(量子線科学専攻設立およびフロンティア応用原子科学研究センター10周年記念)“The International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University”において、セッションチェアマンおよび”Neutron and x-ray scattering studies on electronic phase transitions in rare-earth metallic compounds”と題する講演を行いました(茨城大学大学院理工学研究科量子線科学専攻へリンク)。
2016.11.18
"Broad Excitation Spectra between Crystalline-Electric-Field Levels Associated with Non-Kramers Doublet Ground State of f Electrons in PrNb2Al20"がJournal of the Physical Society of Japan誌に出版されました。首都大学東京およびJ-PARCセンターとの共同研究成果です(研究成果ページ)。
2016.11.4-11
J-PARC MLF(物質・生命科学実験施設)BL14 AMATERASにて、Ce3Rh4Sn13の中性子非弾性散乱実験によるCe 4f電子のスピン励起と結晶場分裂準位の観測を行いました。
2016.9.20
Institut Laue-Langevin @ Grenoble, Franceに岩佐が出張し、三軸型分光器IN22を用いてウラン化合物の偏極中性子散乱実験を実施しました(茨城大学の派遣支援を受けました)。
2016.9.16
日本物理学会2016年秋季大会(金沢大学角間キャンパス、2016.9.13-9.16)に参加。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2016.8.23
茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター“Workshop for Quantum Beam Science”にて“Anharmonic Atomic Vibrations and Structural Instability in Caged Lattice Systems”と題する講演を行いました(フロンティア応用原子科学研究センターへリンク)。
2016.8.20
KEK第10回サマーチャレンジにて、物質・生命コース講義(物1)「物質の構造・ダイナミクス・電子物性をひも解く中性子・X線散乱」を行いました(イベントページ)。
2016.8.6
"Chiral crystal-structure transformation of R3Co4Sn13 (R = La and Ce)"がPhysical Review B誌に出版されました。東北大学およびKEK物質構造科学研究所との共同研究成果です(研究成果ページ)。
2016.8.2
"Microscopic examinations of Co valences and spin states in electron-doped LaCoO3"がJournal of the Physical Society of Japan誌に出版されました。東北大学との共同研究成果です(研究成果ページ)。
2016.7.23
茨城大学オープンキャンパスにて、フロンティア応用原子科学研究センター企画体験授業「原子や電子はどこにいる? 〜 物質の姿を量子ビームで探る 〜」を行いました(イベントページ)。
2016.7.20
日本アイソトープ協会の学術論文誌の連載講座として、"VI-1 希土類金属系における電子自由度と磁気励起スペクトル"がRADIOISOTOPES, Vol. 65に掲載されました(研究成果ページ)。
2016.7.15
茨城大学での初講義、理工学研究科量子線科学専攻 J-PARC加速器概論「力学で理解する結晶物質における格子振動、そのBCS超伝導・熱容量・熱電効果に対する役割、および中性子散乱による観測」を行いました(イベントページ)。
2016.6.22
"Second-order structural transition in the superconductor La3Co4Sn13"がPhysical Review B誌へ掲載がされました。The Chinese University of Hong Kong、日本原子力開発研究機構、京都大学との共同研究成果です(研究成果ページ)。
2016.6.4
Laboratoire Léon Brillouin @ CEA/Saclay, Franceに岩佐が出張し、Ce3Rh4Sn13, PrIr2Zn20の中性子散乱実験を実施しました(東京大学物性研究所の派遣支援を受けました)。
2016.5.27
岩佐が科学研究費補助金新学術領域 J-Physics 平成28年度領域全体会議(北海道大学フロンティア応用科学研究棟)で講演しました。発表タイトルは研究成果(Conference etc.)にあります。
2016.5.11
"Polarisation Analysis Neutron Spectrometer, POLANO, at J-PARC - Concept and Magnetic Field Optimisation,"がJournal of Physics: Conference Series誌に出版されました。東北大学、KEK物質構造科学研究所、J-PARCセンター、JAEA、CROSS、京都大学原子炉実験所との共同研究成果です(研究成果ページ)。
2016.4.1
岩佐が東北大学大学院理学研究科物理学専攻から茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター異動しました。

学部生及び大学院進学希望者の方へ

研究内容や雰囲気、セミナーの様子など研究室選びに必要な情報をまとめました。


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研究内容

私たちの研究室では、中性子線やX線の散乱実験によって、強相関電子系物質や磁性体物質などの電子がもたらす性質に着目した物性物理学を研究しています。


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研究成果

論文投稿、学会での口頭発表やポスター発表などをまとめました。


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住所及び連絡先

319-1106 茨城県那珂郡東海村白方162-1
       いばらき量子ビーム研究センター内
茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター
物質構造物理研究室
Tel:029-352-3238 Fax:029-287-7872

郵便物等は上記に個人名を加えてください。
居室はD310です。詳しくはメンバーページをご参照ください。

いばらき量子ビームセンター内に茨城大学フロンティア応用原子科学研究センターがあります。