東北大学理学部三軸型偏極中性子分光器
TOPAN (6G)
Tohoku University Polarization Analysis Neutron Spectrometer

[English]

分光器概要

2012 Apr: JRR-3炉室工事後に新装置調整を再開予定。モノクロメータードラム駆動軸A1用サーボモーターの不良にも対処予定。

2011 Dec: 新装置の据え付け・調整を継続しています。

2011 July: JRR-3施設への立入が可能になり、新装置の搬入・据え付け・調整を開始しています。

2011 Mar.: 3月11日の東日本大震災時点で新装置搬入前で、現場および製作会社において大きな被害は見られませんでした。JRR-3施設への立入が可能になり次第に搬入・据え付け・調整を実施する予定です。

2010 Oct.: 2010年度末に6Gビーム孔TOPAN分光器では大幅な装置更新を実施いたします。2011年度課題申請を例年通りに受け付けますが、更新装置のコミッショニング期間をとりますので、採択課題数や配分日数が例年より少なくなることが考えられます。詳細は下記の装置担当にお尋ねください。

三軸型偏極中性子分光器TOPAN (Tohoku University Polarization Analysis Neutron Spectrometer) は、JRR-3原子炉室内水平実験孔6Gに設置された東北大学理学部が所有する熱中性子分光器である。装置グループの主要メンバーは東北大学大学院理学研究科および金属材料研究所に所属しており、共同利用実験のサポートや独自の研究教育活動を行っている。
 大型の集光型グラファイトモノクロメータによる強い線束の非偏極中性子、あるいはホイスラー合金モノクロメータによるスピン偏極中性子を試料に入射する。試料で散乱された中性子をアナライザー結晶を用いてエネルギー解析すること(三軸モード)による非弾性および弾性散乱実験、アナライザー結晶を用いない全散乱実験(二軸モード)、偏極中性子のフリッピング比測定による磁気形状因子測定などの回折実験が行え、物質中の原子や電子状態のミクロな空間的相関と時間的相関を明らかにすることができる。モノクロメータより下流の分光器本体は空気浮上駆動方式の試料テーブルとアナライザ+検出器のテーブルから構成され、 5 ~ 100 meVのエネルギー範囲の中性子を用いた散乱実験が可能である。シングルチャンネルの3Heガス検出器を通常用いるが、広い角度に散乱された中性子を一度に捕捉する位置敏感検出器(PSD)の併用を試験している。また、原子力機構先端基礎研究センターグループが開発したサファイアアンビルセルによる高圧実験の共同実験の実績もある。
 このような分光器の特性を利用して、強相関電子系(酸化物高温超伝導体、多極子秩序を示す希土類化合物など)のスピンダイナミクスなどの研究が行われている。
 また国内有数の三軸型中性子分光器として東京大学物性研究所による全国共同利用に参画している。
分光器仕様  アクセサリー装置  研究トピックス  研究論文  非弾性中性子散乱の手法  装置グループとマシンタイム 


装置担当
 岩佐和晃(いわさかずあき)
  茨城大学 フロンティア応用原子科学研究センター 物質構造物理研究室
  319-1106 茨城県那珂郡東海村白方162-1
       いばらき量子ビーム研究センター内   電話: 029-352-3238
  FAX:029-287-7872
  e-mail: kazuaki.iwasa.ifrc (at) vc.ibaraki.ac.jp

関連サイトへのリンク
 JAEA(日本原子力研究開発機構)に設置された装置群の紹介
 物性研中性子科学研究施設のホ−ムペ−ジ
 物性研のホ−ムペ−ジ



Edition by K. Iwasa; Updated 2016-5-2;